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再発見! イトトンボの美しさ
 
 素人の浅知恵ですが、初夏から真夏にかけて、トンボ類で一番早く姿を見せるのがイトトンボであるような気がします。
 イトトンボは、他のトンボ類と比べると体が細い上に小柄で、動きもそれ程俊敏ではなく、何かフワリ、フワリと漂っているような感じで飛びます。
 細くて、小さくて、儚い飛び方から来るイメージなのでしょうか?私たちが子どものころは、このトンボのことを「あねさんトンボ」とか「神様トンボ」とか呼んで、他のシオカラトンボとかクルマトンボよりは、その位を上位に置いて、子どもながらもある種の敬意を払っていたような記憶があります。
 
 7月初め、このトンボの写真を撮ることを思いついて、自宅近くの「百合が原公園」に出かけました。
 このトンボを良く目にするのは、水辺があり、その近くには木立があって、草叢もある。
そんな条件の中にこの優雅なトンボは暮らしています。
 百合が原公園には、この条件を総て備えた場所があって、そこを撮影ポイントと決めました。
 ところが、絶対、確実と思い込んでいたこのポイントには、この日は一匹の「あねさんトンボ」も現れず、帰り際に立ち寄った日本庭園の滝をあしらった池に何匹かのイトトンボを見つけました。
 黒ずんだ細い体は黒い背景に溶け込んで、ほとんど見えません。ただ、胴体から尻尾にかけてあるブルーの美しい斑点が正に宝石の光のようで、昼間にホタルを見るようでした。
 写真を撮り始めるまでは、イトトンボなど、改めて見入ることもなかったのですが、このトンボを「あねさんトンボ」と呼び「神様トンボ」と崇める気持ちが良く分かりました。

 このイトトンボの仲間では、絶滅を危惧されている種類もいくつかあって、この百合が原公園でも見かけた「アジアイトトンボ」もその絶滅危惧種だそうです。
 どのように環境を整え、どのような「保護策」が必要なものか?私のような素人には皆目見当も付きませんが、現在ある「命」を「絶滅」などと言う現象で消し去ってはならないと強く思います。


   <写真をクリックすると大きくなります>
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エゾアオイトトンボ、北海道内なら一番多く見られる種類と思います。
体にあるブルーの斑点がきれいで、薄暗い草叢などでは、宝石が飛んでいるように見えます。
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図鑑で調べたところでは、アジアイトトンボと思われます。
アジアイトトンボは稀少種で、絶滅が危惧されている種だそうです。
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オオアオイトトンボ、イトトンボの中では大柄な方かと思います。
雄と雌では体の色が少し違うようで、この黄色がかった体色は雌だったかしら? 
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by ebataonnzi | 2010-08-16 14:50